[22日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>傘下の英半導体企業アーム・ホールディングスについて、米半導体大手エヌビディア<NVDA.O>が買収に関心を示していると、ブルームバーグが22日、関係筋の話として報じた。

この報道について、ソフトバンクとエヌビディアからコメントは得られていない。アームはコメントを控えた。

ソフトバンクはアームを2016年に320億ドルで買収。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は今月13日、関係者の話として、ソフトバンクがアームの一部または全株式の売却や株式公開などを検討していると報じた。[nL3N2EK3OC]

ブルームバーグによると、ソフトバンクは最近、アームへの関心を探るため米アップル<AAPL.O>に接触した。ブルームバーグの報道では、アップルの事業はハードウエアとソフトウエアを柱としているため、ライセンス収入を得るビジネスモデルのアームとはうまく適合しないと指摘している。また、アップルが自社の競合にライセンスを供与するアームを取得することには競争上の懸念が浮上する可能性があるとしている。アップルはロイターの取材に対し現時点でコメントしていない。

*内容を追加しました。