中高生の英語力、目標5割届かず地域で差
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公立学校における生徒の英語力を調べる「英語教育実施状況調査」の調査結果です。調査報告書はこちらから見れます。
https://www.mext.go.jp/content/20200715-mxt_kyoiku01-000008761_2.pdf
データ自体はとても興味深いのですが、調査基準が「CEFRでA1レベルか否か(中学生)」「CEFRでA2レベルか否か(高校生)」だけなのは非常にもったいないと思います。英語教育の実態を把握する目的ならば、B1, B2, C1, C2レベルの生徒の割合についても調査すべきだと思います。
また、高校生の「CEFR A2レベルか否か」の判断も、生データをみると「外部試験を受験した生徒の割合は48.8%」となっており、それ以外の試験を受けていない生徒の英語力は英語担当教師が判断している点にも注意が必要です。
教師が判断する際は「2技能または3技能を測る試験におけるスコアを踏まえて判断」するケースもあるようなので、4技能と考えた場合、調査結果は英語力を過大評価している可能性があると思います。