新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐためには、無作為検査よりも早期の患者隔離が必要である

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注目のコメント

• 堀向 健太

  東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士

  ・2020年07月19日

  世界では新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が急速に拡大しており、東京では感染者数・PCR検査の陽性率・入院患者数が増加しています。
  
  ワクチンがまだ当面ないなか、COVID-19の感染拡大に対してどのように対策をすればいいのかを検討したモデリング研究があります。
  
  ▶Kucharski AJ, et al. Lancet Infect Dis 2020. PMID: 32559451
  
  こちらの研究を引用したネット記事は、Newspicksでもよく参考にされていたようです。
  
  ▶必要なのは、全ての無症状者への徹底的なPCR検査ではない。尾身会長「100%の安心は残念ながら、ない」
  https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/senmonka-bunkakai-2-2
  
  
  そして、さらにその論文からの論考が『Lancet Infectious Disease』に掲載されていました。
  
  そこで、その論考の全文を翻訳したうえで、現状に関しての対策がどのように考えられているかをまとめました。