日本人が「在宅勤務は生産性ダウン」と感じる理由
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日本人が「リモートワークで生産性が落ちる」と感じるのを文化的側面から考察した記事。これは大部分当たっていると思う。
「ハイコンテキスト(文脈依存型)」の組織は、空気を読むことでコミュニケーションを成立させるが、PCの画面越しのオンライン会議からでは十分に空気を読むことが難しい。
自分は日本から4か月タイのマネジメントをしているが大きな不便を感じていない。それは海外チームだと元々「ローコンテキスト」(≒言語化する)ことを前提としているので、リモート化しても変化が少ないのだと思う。
ハイコンテキスト文化は「受け手の責任(空気を読めない方が悪い)」であるのに対し、ローコンテキスト文化は「伝え手の責任」(誰でもわかるように伝える)が問われると言われる。
つまりリモートで「仕事がやりづらくなった」と嘆く気持ちはわかるが、「それは自分のコミュニケーションがわかりづらかったからだ」と振り返り、コミュニケーションのやり方を改善する機会であると捉えるべきかもしれない。
ちなみにこれは日本だけでなくハイコン代表国である韓国、中国、そしてタイ等のアジアの国々も同様だと思われる。
(抜粋)-------------
普段海外パートナーや異なる文化圏と仕事をしているような組織であれば、多かれ少なかれローコンテキスト文化に合わせた仕事の設計になっているだろうから、このテレパシー喪失問題はあまり問題にならない、もしくは最初はびっくりするが割と簡単に適応できると思われる。むしろ、ローコンテキストに振り切ることで効率が上がる部分もあるので(例えば外の世界とプロセスを合わせやすくなるとか、システム化や自動化がしやすくなるとか)、そのアドバンテージを取りに行くような動きになるだろう。