テスラ猛追の新興EV企業「リビアン」に投資家が熱狂する理由
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三菱自動車のイリノイ工場を買収したリビアンのビジネスモデルを最初に聞いたときは、本当に持続可能なのかと不安を感じた。しかし、B2Bで顧客ベースを拡大させていく道筋が見えた時、一気にスケーラビィリティが拡大し、事業性が現実的なものに転換したように思う。
テスラのサイバートラックは予約件数が約50万台を超えていると聞いている。リビアンの本格的なEVトラック/SUVはどこまで消費者に浸透できるのか、強く注目している。どちらも、エコというよりはエゴの商品である。テスラを猛追するのは間違いないと思いますし、そちらのほうが競争もあって健全です。アマゾン、フォードも投資し、アマゾンは10万台にのEV配送バンを発注、フォードはリビアンが開発した「スケートボード」といわれるバッテリーパック、モーター、コンピューターを組み込んだプラットフォームを自社ブランドに使う計画です(スケートボードに見た目が似ています)。スケボが今後のEVビジネスモデルの主体になるとも言われており、他でも開発している企業もあります。
リビアンの計画でみえてこないのが、高速充電インフラです。テスラの強みは全米にあるスーパーチャージャーのネットワークです。スーパチャージャー以外は殆ど無茶苦茶遅いタイプです。旅行中、スタバのパーキングで10時間も充電する人いないので、そこをどうするのか。400マイル走行してもどこかで充電必要です。リビアンもテスラと同じ高速充電ネットワークを計画しているそうですが、まだ詳細は発表されていないです。SDGsという切り口で見たときに、その燃費効率から間違いなく今後ガソリン車からEVのシフトの流れは間違いなく起きると思います。
その上で、目指す世界観が異なるリビアンとテスラは、宗教のように、一定規模のニーズをそれぞれが満たすという世界観になるのではないかと思います。
兎にも角にも生産前の企業にここまでバリエーションがついているのも、この自動車という巨大マーケットにおけるルールチェンジへの期待値であるとともに、この巨大マーケットに新しい発想と技術で勝負しにいき勝機を見出している彼らを見てると、小さくまとまった勝負をしてる場合じゃないなと思いますね。
でかいマーケットで、その未来を考え抜き、アイデアと実行力で描いた絵を実現していく意志の大切さを感じます。