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軍事色深める中国公船 海軍が組織・装備支援―防衛白書:時事ドットコム

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    中国海警局が編成上も武警の下に置かれたのは、指揮系統を習近平氏に集中させることに主要な目的があったと考えられます。それまでは、編成上は国土資源部の下にある海洋局に所属しており、海上法執行に関して武装警察の指導を受けるとされていました。
    そもそも武装警察は、江沢民派の大ボスの一人であった周永康氏の影響力が強く残っていた組織です。そのため、習近平氏による掌握が難しく、武装警察の編成が公安(警察)から中央軍事委員会の下に移されたのも、軍の改革の最後になってしまったのです。
    ところで、海警局の巡視船が海軍の装備を用いていたのは、組織改編後に始まったことではありません。2014年には、海警局の巡視船の不足、特に1000トン以上の大型巡視船の不足が指摘され、1000トン以上の巡視船を20隻建造することが決定されました。
    不足を補うために、中国海軍の旧式のフリゲートの色を白く塗ったこともあります。また、2016年末から2017年初頭に進水した海警局の3隻の818型巡視船の船体は、中国海軍の054A型フリゲートとそっくりです。054A型フリゲートの設計をそのまま流用したのだと考えられています。
    その速力も、一般的なコーストガードの巡視船よりはるかに速い30ノット強です。30ノット以上の速力は、米海軍系の軍艦に特有のもので、魚雷を振り切るために高速を必要とするのです。因みに、欧州の海軍は異なるコンセプトで魚雷攻撃を回避しようとします。そのため、欧州各国海軍の多くの艦艇は30ノットも速力を出せません。
    中国は、民間に分類されるコーストガードの能力を向上させるため、2000年代前半から、海軍との装備面および人事面での交流を深めていたのです。


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