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待ったなしの「DX」、LayerX福島氏が挑む課題

東洋経済オンライン
――創業時から長らく「ブロックチェーンの会社」というイメージの強かったレイヤーエックスですが、現在はもう少し広い範囲を担う「DXの会社」と打ち出しています。会社として目指す方向や社会に提供したい価値は…
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DXの段階としてレベル1から4という考え方が納得感が深い。大企業に対して受託的なデジタル化の提案をすると、既存のプロセスを温存したいという現場の考えが反映されがちでレベル1止まりのことも多い。そもそもデジタルに合わせて業務プロセスやオペレーションの流れ自体を見直す、という取り組みを同時に行なっていくことが、本質的な付加価値を埋めるアプローチと感じている。ソリューションを提供する側は受託マインドを捨て去る勇気が必要。
私たちLayerXが今DXに向き合う理由、レベル1からレベル4の話をお読みいただきたいです。
ブロックチェーンは、複数の主体間でデータの同一性・真正性の担保をする必要があるときに有効な技術の一つだと思っている。
DXのレベルが書かれているが、レベル1とかだと関係ない。レベルが上がり、各社・サービス間でAPI連携が極めて大量になるということが前提。そしてそのデータがどこか一か所にあるとなんらかの理由で困るから分散的に保有をしたり(分散したものが同一なのか)、一か所にあってそのデータ保有者自身が信頼を得るため(恣意的なことをしていないという真正性、データ自体をブロックチェーンに載せるのではなくエストニアがやっているようなタイムスタンプも組み合わせたハッシュによる真正性担保)などで一手段だと思う。
ただ、いずれもコストがかかる。本当に複数主体で同一性を伴いながら分散的に保有する必要があるか、真正性の証明がどこまで必要か。特に後者については世の中全員が善い人ではないが、一方で悪事がバレたときのリスク・コストはシリアスな領域ほど極めて高い。真正性の証明はシリアスではない領域は求められないし、シリアスな領域はレピュテーションも絡むから悪事を働くインセンティブが減る。そこを超えられるか(ニーズ面の開拓、コスト面の下落)が一つのポイントだと思っている。
でも記事にあるように、あくまでDXが進んでいくことが前提。下記のJPXの報告書に『DLT の採用によるコストへの主要なインパクトは、本節(1)に述べたようなビジネスプロセスの改善によるオペレーションコストの削減によりもたらされるものと考えられる。』という言及があるが、まさにブロックチェーンの前にDXによるプロセス改善が先にあるということ。
そしてDXが十分に進んでいない現状を考えると、いきなりブロックチェーンが普及することもないと思う。そのなかでDXが進んでいった時にそれを加速させる一つの技術オプションとして、ブロックチェーンがその間に進化することはとても重要だと思っている(その時の手法が本当にブロックチェーンになるのかは自分は懐疑的、少なくとも全面的にはなrないのではないかと思っている)。

JPX:http://bit.ly/2SEI12V
日本国外でDXと呼ばれるデジタル改革が進んでいる事例にまず目を向ける事が個人的には大切だと思っています。ブロックチェーン含め上手く取り組んでいるのは、INGという銀行ですが、こちらは当時支店がなく直接お客様にサービスを提供する必要があったため、1990年代からダイレクトバンキングなどに取り組んだ背景があります。

INGが取り組んだのがTribeと言う社内のアジャイル組織づくりで、Googleなどテクノロジー企業の仕組みを自社に取り入れたものです。

その組織の変化に合わせてテクノロジーをはめていったとうのがこれまでの背景です。DXはよくテクノロジー視点で語られる事が多いですが、成功事例を紐解いていくとビジネスモデルを変え、組織変革に取り組み、仕組み化していく際にテクノロジーを導入すると言うステップになります。

このビジネスモデルを変えるところが一番大変なので、この辺りはデジタルで出来る新しい体験を作っていきたいですね。
中小企業だとレベル1すらできていないところが多い。
プロジェクトは何事も成功体験が必要なので、レベルを上げていく発想で取り組むと産業全体でのDXは進むはず。

"「レベル1」紙・ハンコを電子的なものに置き換える"
レベル1: 紙・ハンコを電子的なものに置き換える
レベル2: アナログベースのプロセスをそのまま踏襲するのではなく、デジタルに合った形に最適化していく
レベル3: 完全に自動化していく
レベル4: 企業間、産業間のコラボレーションを進めること

→teck中心のDXだが、わかりやすい。レベル3ぐらいまでは生産性でその後、ロールモデルというか自社だけではない価値の提供とかになるのかなと。