新着Pick
3866Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
「いまさら聞けないSDGs?」このコラムではSDGsの本質を簡単にレビューするとともに、その先を展望します。社会課題を解決するという志はとても大切ですが、持続可能な営みとするためには、しっかり利益を創出することも不可欠です。それが「CSV:共通価値の創造」と呼ばれる経営モデルです。ネスレ、アリババなどの海外企業に加えて、日本のCSV先進企業を紹介し、CSV経営の実際をご紹介していきます。

日本企業は、古くから「三方よし」や「論語と算盤」という経営理念を大事にしてきました。CSV経営は、ニューノーマル時代に向けて日本企業が世界をリードする切り札となりうるでしょう。ひとりでも多くの方がこのCSV経営を実践していかれることを、心から期待しています。
日本企業の「アリバイ作り」… 確かに、日本企業では、SDGsのバッジを着けている人が欧米より圧倒的に多い印象です。心から推進に熱意を持っている方々もいると思いますが、その割に、日本企業の様々なサステナビリティ指数が圧倒的に低いのは残念です。

また、欧州では、自然災害を伝える時に温暖化問題にも触れる報道を目にしますが、日本では殆どみられず、意識の浸透の格差の一因となっている気もします。

もっとも、ネスレなど、比較的ミッションステートメントと社会貢献が合致しやすい企業と、それ以外の企業では、達成し易やが異なるのも事実です。日本では、「それ以外」のメーカーなどの規模が大きいことも関係しているかと思います。

そのように、ミッションと社会貢献が直結しにくい会社が、CSVの概念をどうすれば具現化できるのか注目したいと思います。
本件私たちがビジネスの現役で直面する最大案件がこれだと思います。イコールフッティングでいえば大波がいくつかありますが私が特に破壊的なパラダイムシフトとして注目するのは
1.非財務統合会計基準がIFRS以上の論争となる
2.環境規制による企業行動変容が生む取引市場の相互互換
3.新たな証券取引所の上場企業ルール

1ではSASBやGRI、2では欧州、中国、各業界の排出権同盟、3では新興LTSEや老舗の取引所大再編

大企業vsスタートアップどころではない、これまでの経済システムvs新たな経済システムの変化

10年前、今や4000兆円に届くESGマネーはまだ7割が欧州でした。日本の社長にCSVが出た頃に言われたのを鮮明に覚えています。「社会貢献で儲けようとしてはいけない。本業とは一切分けるのが原則。それが倫理というもの。本業で社会課題を解決するのがパワフルなのはわかるが、日本の世論では社会の課題解決でも儲けようとしているのかと言われかねない。当社は世論が変わってくるまで社会貢献とビジネスは切り離す」。世論、すっかり変わりましたね。
この記事に加えて、SDGsの理解に役立つ本を5冊、紹介したいと思います。
子どもから大人まで肩の力を抜いて読める、読みやすい入門書はこちら。
『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』(紀伊國屋書店)
https://www.thinktheearth.net/sdgs/book/

お茶の会社を舞台にしたストーリー仕立てになっており、マンガ解説本のよさが出ています。
『マンガでわかるSDGs』(PHPエディターズ・グループ)
https://honto.jp/netstore/pd-book_29912133.html

落合陽一さんのこの本もSDGs文脈でよく売れています。
『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』(SBクリエイティブ)
https://www.sbcr.jp/product/4797399950/  

「論語と算盤」はSDGsそのものとも言えるのでは。
『SDGs投資 資産運用しながら社会貢献』
https://www.amazon.co.jp/dp/4022950706/

「女性誌が一冊まるごとSDGsを特集する時代に」と話題になったのが、2018年のFRaU(フラウ)。
その最新版が7月29日に発売に。
手前味噌になりますが、「日本からのSDGs」「ポストコロナのSDGs」を特集したその内容と、あっと驚くコラボレーション相手は、いま読む意味があるものです。
「FRaU 2020年 8 月号」(講談社、7月29日発売)
https://gendai.ismedia.jp/list/genre/sdgs
※まだ8月号については情報が出ていません。
気候変動や貧困撲滅など、世界的な課題解決を目指すSDGsに対して、異議を唱える人はあまりいません(トランプ大統領くらいでしょうか)。気候問題は改善した方が良いし、貧困が減る方が良いに決まっているからです。

しかし、果たしてSDGsの先に、本当に明るい未来が待っているのか。一橋大学特任教授で、ファーストリテイリングなどで社外取締役を務める名和先生に解説してもらいました。

社会にとってサステナブルであることは重要ですが、それを支える「企業」にとっても持続可能でなければ、目標は達成されません。資本主義という枠組みを維持しながら、いかに持続可能なモデルを構築するか。SDGsについて深掘りすることは、金融資本主義に代わる「次の資本主義」を考えることでもあります。週末にじっくりと読んでほしい1本です。
SDGsとCSVは、目的と手段、ゴールと戦略の関係だと理解してます。

・ゴール:途上国から先進国までに共通する社会課題を2030年までに解決する、地球や社会が持続可能な開発目標がSDGs (Sustainable Development Goals)
・戦略:社会課題を本業で解決し、企業と社会の共通価値を創造する経営戦略がCSV (Creating Shared Value)

そして、SDGsは期限と内容が明確なこともあり、企業がCSVとして取り組めば、良い社会に向かって行くはず。
MDGs(国家主導)、SDGs(官民共同)ときてCSV(企業)。しかし鍵は消費者。サステイナビリティに関する(時点時点の)正確な科学的情報と、サステイナビリティを促す生活様式について国境を越えてグローバルに意識の共通化を図ることが本当の成果につながる近道かと。そうした消費者が居てこそのCSVのはずです。
SDGsはまだまだ受け入れられない。CSVはもっと取り組むことができるようになるのでは?
ということがわかりやすい。

社会と企業の共創はもっと語られていいと思ってます。
今年のダボス会議にて、投資家ブラックロックが
環境問題を、投資の重要な案件として考えると
宣言しました。

投資家だけでなく、マルチステークホルダー
と言う事がSDGsの意義でもあるのですが、
投資家の指標になるという点も、大事な点で
あります。

特にSDGsは、ハッキリと期限を切った目標と、
目標が不明瞭な物と有ります。

私は、このハッキリしない、
特に7のインフラと、17のパートナーシップを
重要視しています。

インフラで特に気にしているのは、データに
関するインフラです。これだけデータが
重視される時代にも関わらず、この事について
述べていません。合意が困難だからだと思います。

パートナーシップは、即ち独占してはいけない
という事です。

この二つの事と、事業の両立が私が今一番
重視している事です。
「まだアリバイ的に取り組んでいる企業が多く、コア事業そのものを変えるくらいのダイナミックな動きはほとんどありません」
普段、SDGsの講演を頼まれる身からすると、そもそも変える気がある企業がほぼない、と思います。社長や一部の役員の方々には自社にダイナミックな動きが出ないことに危機感を持っている方がおられますが、彼らから指示を受ける本部長や部長クラスの方々は基本的に米国の姿勢と似ています。
「まだまだ四半期利益が経営者の最も重要な成績表で、コストアップにつながる投資に対してはネガティブ」

ただ社会課題や環境課題を蔑ろにして企業の持続的な成長が見込めない時代になっているのは間違いないでしょう。そして社会・環境課題は基本的に四半期ですっぱり解決できるものがありません。かつ、気候変動に代表されるように今までのやり方の延長では立ち行かなくなりつつある問題も多いです。だからダイナミックな解決策や取り組みが求められるわけです。
で、こういうことを言うと「そりゃ当たり前だ(今さら何いってるの?)」と言われる場合が多いですが、そう言いつつ、四半期の成績が自分の評価に直結する方々にとっては、SDGsに取り組んで自分の給料が倍増するわけではありませんし、モチベーションがわかない、他人事で終わりです。

SDGsに取り組む、取り組まないといことよりも、大事なことはSDGsが何を行っているのかをきちんと理解することだと思います。SDGsを理解することの意義は、大局から物事を俯瞰して考えられる力をつけること、未来志向・長期目線を持って足元の取り組みの価値が理解できることです。ダイナミックな動きを生み出す資質と言えるかもしれません。
この連載について
教養を身につけたいけども、忙しすぎて学ぶ時間が取れない。一方で、日々のニュースだけでは、体系的な知識を得られない──。そんなビジネスパーソンに向けて、NewsPicks編集部が月ごとにテーマを設定し、専門家による解説記事をお届けする。週末のひとときで、手軽に「新書一冊分の知識」を体得してほしい。