中国配車サービス滴滴、人民銀デジタル通貨の使用実験へ
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注目のコメント
中央銀行自身がデジタル通貨を発行する場合の重要な課題の一つとして、デジタル通貨の運営を通じて中央銀行に蓄積される取引情報を、個人情報保護に配慮しつつ、どのようにして民間の利活用に供するのかと言う点があります。
中国の場合には上記の配慮の面で「恵まれた」環境にあるとしても、人民銀行自身がAPI的なサービスを提供することへの技術的な課題や、民間企業が入手した情報を自ら蓄積した情報とどのように連携させることで新たなビジネスに繋げるかと言う課題があります。
記事が報じるように配車サービス企業が中央銀行デジタル通貨の実証実験に参加するのであれば、これまでのような特定の地域に限定された実験から、業界横断的な実験に移行しつつある点も含めて、注目すべき動きだと思います。