中国半導体企業、2.2兆円調達 米国対抗へ国産化加速
日本経済新聞
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資金調達が巨額であることだけでは本質が見えない。
半導体のサプライチェーンのどの分野に投資しようとしているかを見るべき。
政府系のファンドにしても、2014年からの第一期と2019年秋からの第二期とでは、明らかに戦略は変化していることを見逃してはならない。
焦点の一つは製造装置。
日本の装置メーカーも中国マーケットのおいしさだけを見ている段階は過ぎた。
「技術面の課題をどう乗り越えるか?」
これまで他分野で中国が技術取得のためにやってきたことだろう。中国は、戦略性新興産業や中国製造2025に見られるように「全方位型産業強化」を目指してきた。つまりすべての分野で勝つという戦略だ。これはいくら巨額の資金を投じたとしても不可能だ。
外交も孤立すると国家に大きな損失をもたらすが、お金があればなんとかなる。
しかし科学技術はお金だけでは絶対に進歩せず、孤立はイノベーションの死を招く。資金は重要。液晶産業も、地方政府の資金をベースに、テレビについては完全に中国企業の世界になった。
ただ半導体については、中国の現在の一丁目一番地の課題は、装置を導入できるのか。二つ目は装置と材料を組み合わせて最先端品を一定の歩留まりで作れるのか(米中貿易摩擦前から、作ろうとはしていたが最先端品は全然作れていない)。