民主派の香港脱出相次ぐ＝「光復、革命」標語も違法―国家安全維持法

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注目のコメント

• 小原 凡司

  笹川平和財団 上席研究員

  ・2020年07月04日

  香港はすでに大陸からの大量の人の導入に対応するために、街の様子が変わってしまいました。さらに、民主派の人たちが香港からいなくなってしまえば、香港は香港でなくなってしまうかもしれません。
  海外に香港民主派の亡命議会ができ、海外で香港に対する中国共産党の弾圧を批判しても、国際世論にどれほどの影響を与えられるのかは未知数です。それでも中国共産党は、そうした議会の設置を許した国に徹底した圧力をかけるでしょう。中国との経済関係を維持したいと考える国々は、香港で人権が蹂躙されようとそれに目をつぶり、中国の圧力に屈するかも知れません。
  それにしても、革命によって一党独裁の地位を獲得した中国共産党が「革命」という言葉を使わせないのは皮肉です。自らが革命を仕掛けた張本人であるがゆえに、中国共産党は革命の恐ろしさを知っているということでしょう。