2020/8/19

【クリスプ 社長】タリーズの緑茶カフェ責任者になって悪戦苦闘

宮野 浩史
CRISP SALAD WORKS / カチリ President
ニューヨークの街角にあるようなオシャレな内装。フレンドリーな接客。そしてサラダの概念を覆すかのような、自分好みにオーダーできる主食としてのサラダ。「クリスプ・サラダワークス」は2017年のオープン以来、熱狂的なファンを増やしながら規模を拡大してきた。

さらに完全キャッシュレスの店舗を実現したり、外食産業一般で利用可能なシステムの販売をしたりと、「飲食×テクノロジー」の領域にもチャレンジしている。

そのクリスプ・サラダワークスの社長が宮野浩史氏だ。情熱と行動力で飲食の世界を広げる宮野氏の「仕事の哲学」をお届けする。(全7回)

「クーツの責任者やれ」

大前研一さんの「アタッカーズ・ビジネススクール」の事務局に内定が決まっていた僕は、タリーズに辞意を伝えます。すると社長の松田公太さんから社長室に呼ばれました。
松田さんは僕にこう言いました。
「お前、将来成功したいとか言っているけれど、そのビジネススクールの事務局に入ったとしても、それは起業家ではないからな。ただ起業家を支援しているだけだからな」
松田公太氏(写真:遠藤素子)
さらに松田さんが言うには、僕のいるクーツグリーンティーの店をアメリカに出店する計画があるという。