人にうつる新型豚インフルが見つかる、パンデミックの恐れも 中国
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鳥型やブタ型のインフルエンザウイルスは、本来その種に特異的なウイルスですが、種を超えて他の動物に感染することがあります。
特に、人類が開発を進め、動物と人類が大量にそして密接に接触するようになると、ウイルスが突然変異を起こして、動物からヒトに感染しやすくなります。
そうすると、そのウイルスには、人類はこれまで感染したことがないため、①ヒトに免疫が無い、②ワクチンが無い、③治療薬が無い、結果として、急激に感染が拡大する、ということになります。これが、いわゆる新型ウイルス、新興感染症です。ウイルスの毒性(致死率)と感染力によって、もたらされる結果は変わってきます。
航空網の発達した現代、世界はかつてないほどにつながっています。航空機に乗ったヒトを宿主として、ウイルスはすぐに世界中に伝播します。
人類の開発とグローバル化の進展、この流れは止まらないでしょう。であるならば、新型コロナウイルスに限らず、また新たな感染症が出現し、人類は、様々に工夫をしながら、繰り返し対処していかなければなりません。
科学技術が発達し、人類は様々な感染症を制御できるようになりましたが、一方で、発達・開発により、新たな感染症のリスクも高まったのです。
これが、withコロナ、with novel virusの真の姿です。
それに対峙するには、覚悟と受容(ある種の諦観)、そして、前向きに柔軟に、取り組み続けていくことが求められます。
余談ですが、新型コロナについて、日本の政権幹部が「日本を含め、どの国も想定していなかった事態」とコメントされていて、「いやいやいや、想定しててくださいよ」と、突っ込まずにはいられませんでした。
新興感染症は、必ず、そして繰り返し、やって来るもの、現代の個人・組織・社会・世界すべてにとって、重要な危機管理のひとつです。
繰り返しで恐縮ですが、「正確な情報を基に、正しくおそれ、前向きに、最悪の事態に備える。」
がんばってまいりましょう。