「コロナ感染は本人が悪い」日本は11%、米英の10倍…阪大教授など調査
読売新聞
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国民性以外にも、
気をつけていればほぼ感染を免れるであろう今の日本の状態と、
(あまりに感染者が多くて)いつどこから感染してもおかしくないくらい感染が拡大してる地域とでは、意識に違いがでてくると思います。
『感染は本人が悪い』=『自分が気をつけていれば感染しない』という発想で、日本人はほとんどの人が感染予防策をしっかり遵守しているのかもしれません。
いろんな状況が考えられるでしょうから、感染者を一概に責めることはあってはなりませんが、
気をつけることで感染リスクを下げられる、という意識はとても大事と思います。このデータをどう解釈するかは意見の分かれるところだと思いますが、日本における自己責任論の強さは、決してコロナウイルス感染に対してだけでなく、他のあらゆる感染症や疾病、ひいては貧困などの社会経済的格差に対する態度にも共通しているのではと推測します。
特にメンタルヘルスの分野では、いまだにその不調を患者さんの自己責任に帰する風潮が強い印象を受けます。この風潮は、患者さんに対する偏見を助長するだけでなく、患者さんが助けや治療を求めることを躊躇させる一因ともなっています。
人間は自分で自分自身や周囲の環境をコントロールできていると感じる時に安心感を覚えます。ところが、実際には自分の力ではどうにもならないことがたくさんあります。それは自分の外部の環境だけでなく、自分自身の行動、思考、感情についても同様です。
自己責任論は、自分自身の力ではどうにもならないかもしれないという不安、無力感を打ち消すために、全て自己責任でどうにかなると信じることによって安心したいという心理的防衛機制の現れとも捉えることができます。