次亜塩素酸水は「コロナに有効」 噴霧は効果認めず
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注目のコメント
政府の委員会からの見解。
まずは妥当な評価であろうと考えています。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違いに関してはこちらのサイトがわかりやすいです。
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/covid-mist
まとめると、
▶「次亜塩素酸ナトリウムは『危険』だが、次亜塩素酸水は『安全』という情報は間違い
▶どんな物質にも適切な使い方がある、たしかに濃度が薄ければ、人体に問題はない。ただし、濃度が極めて薄ければの話。
▶次亜塩素酸水の噴霧は、危険。空間に次亜塩素酸水が放出されれば、口や鼻を通して体内に吸収され、生きているものを殺すわけですから、皮膚や粘膜をも破壊する
▶消毒薬の噴霧でどうにかできるなら、とっくに病院が実践しているはず
ということです。
次亜塩素酸ナトリウム溶液、次亜塩素酸水自体は、『空間への噴霧』のような誤った使い方でなければ使用できます。
やや今回のテーマと異なった使い方ですが、エボラ出血熱が流行した場面で、希釈塩素をスプレーすることでの健康被害が報告されています。
※Mehtar S, et al. Deliberate exposure of humans to chlorine-the aftermath of Ebola in West Africa. Antimicrobial Resistance & Infection Control 2016; 5:45.
日本語訳 https://pediatric-allergy.com/2020/05/26/chlorine/
また、同じ”塩素”ではないにせよ、韓国では2011年まで空気清浄機に消毒薬をいれることが実施されており、大きな健康被害と死亡事故まで起こしています(※※)。
※※Am J Respir Crit Care Med. 2018;198(12):1583‐1586.新型コロナウイルスへの有効性や空間噴霧の有害性など、諸説紛々でまさにインフォデミックとしか言いようがありません。
パナソニックのジアイーノは、そもそもコロナへの効果は謳っていない上に、噴霧の安全性は独自検証しているとのことですが、明らかな風評被害を受けているようで、これこそ補償すべきではないでしょうか。