[フランクフルト 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、新型コロナウイルス流行を受けて資金調達市場を支援するため、ユーロ圏以外の中央銀行に対して担保付きのユーロ融資を提供すると表明した。
ECBはユーロシステムの中銀向けレポ・ファシリティーの下、適切でユーロ建ての市場性のある担保に対してユーロ流動性を提供する。
新たなファシリティーは2国間スワップ・レポ取り決めを補完するもので、2021年6月末まで利用可能。
[フランクフルト 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、新型コロナウイルス流行を受けて資金調達市場を支援するため、ユーロ圏以外の中央銀行に対して担保付きのユーロ融資を提供すると表明した。
ECBはユーロシステムの中銀向けレポ・ファシリティーの下、適切でユーロ建ての市場性のある担保に対してユーロ流動性を提供する。
新たなファシリティーは2国間スワップ・レポ取り決めを補完するもので、2021年6月末まで利用可能。
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FRBが世界の中央銀行に対して実施してきた米ドル資金供給と同じ発想に基づく、ユーロ資金供給のバージョンです。
今年の春先に顕在化した米ドル調達の逼迫のような緊急事態は生じていませんが、ユーロ圏の周辺国では、相対的な金利の低さなどを背景に、ユーロ建ての融資や起債が予て高水準に達していた国もあり、今後の対ユーロ相場の展開如何では、償還に係るストレスが高まる恐れもありました。
その意味でいわば予防的措置ではありますが、モラルハザードや域内の金融政策との調整といった種々の課題を乗り越えてECBがこのような措置を導入することは、長い目で見て国際通貨としてのユーロの地位や信認を高める上で、意味のあるアクションだと思います。
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