【大公開】グローバル100社の最新決算に見る「6つのトレンド」

2020/7/2
新型コロナによって変わった人々のライフスタイルは、今後、経済をどう変えていくのか。
本特集「消費のネクスト・ノーマル」の第1話では、約400の国内企業の月次売り上げデータから最新のトレンドを探った。
では、グローバルでは一体どういう状況になっているのか。
【400社データ公開】加速する「家消費」、減る「オフィス系」
今回の記事では、グローバル企業を100社選び、直近の四半期における、売上高の前年同期比を見て検証する。
3カ月間のトップライン(売り上げ)が、前年の同じ時期と比べて、どう増えてどう減ったのかにフォーカスを当てて、10のリストを作り「6つのグローバルトレンド」を見出した。

①法人向けクラウドが絶好調

今回、NewsPicks編集部がまとめた100社リストの中で、直近の四半期に最も売り上げを伸ばしたのは、オンライン会議「Zoom」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズだった。
今年2~4月の売上高は、3億2816万ドル(約360億円)で、前年の同じ時期と比べて2.7倍(169%)に増えた。
コロナが追い風になる形で、「仕事や学習、私生活でZoomが使われるケースが急激に増え、世界中でZoomの採用が加速した」とエリック・ヤンCEOはコメントしている。
Zoomの他にも、リモートワークを促進するクラウドサービスが、軒並み急成長している。