明治安田生命、ネットで保険販売開始＝来春から、大手本体で初
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新型コロナウイルスの影響で、保険の対面販売は長いトンネルの中から抜け出せておらず、トンネルの出口もまだ見えていない状況。営業職員チャネルを重視している大手生命保険会社にとってはリスク要因の最たるものであり、新しい販売スタイルにも手を付けておかなければ、旅行代理店並みのダメージになりかねない。
大手の中では、第一生命が既にコロナ前から多様な販売チャネルを目指し、保険子会社での展開を進めていますが、本体の中で新しい販売スタイルを進めようとすると、営業職員チャネルに根差した伝統的な販売行政部門との関係もあって、社内では相当な葛藤が生まれるのは必然な姿でした。
明治安田生命が他社と違うのは、本体の中で営業職員チャネルに根差した販売行政部門だけでなく、ホールセール部門などの直販部隊や、公共分野などの様々な団体マーケットを司る部門とのパワーバランスがあり、偏りが比較的少ないということ。
異なる系列会社の合併によってできた会社でもありますから、社風が複雑なのも、今回はかえって原動力になったかもしれませんね。
