【3分解説】熱狂を生みだす投資アプリ「ロビンフッド」
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注目のコメント
話題になっているRobinhoodについて、まとまっていて分かりやすい。古いと言われるだろうが、自分は明確に色々規制すべき点があると思っている。
記事でも触れられているように、ゲーム感覚で射幸性を煽っていることは否めない。
あと、3月単月の収益が6000万ドルとして、そこに対してどれだけの与信コストがかかっていたり回収率(追証など含め)なのだろう?
記事で触れられていない課題としてマーケットメーカーとの関係がある。Robinhood自体が直接取引所に売買を出しているわけではなく、マーケットメーカーに出している。下記がその説明で、SECの規制に準拠しているとはある。ただ、そこの売買スプレッドからRobinhood自身もコミッションを得ている(ただコミッションはどのマーケットメーカーに出すかという点で基準には入っていないとも書かれている)。
また発注が分かれば、ちょっと安く買ってきてちょっと高く売るという積み重ねで差益を重ねられる。フロントランニングと言われ、Robinhoodは否定をしている(また規制が厳しい領域という認識)。ただ、一方で高頻度トレードを行う企業から収益を得ているとも開示をしていて、オーダーフローが何らか利用されているのではないかという話がずっと付きまとっている。
https://robinhood.com/us/en/support/articles/stocks-order-routing-and-execution-quality/
https://seekingalpha.com/article/4205379-robinhood-is-making-millions-selling-out-millennial-customers-to-high-frequency-traders
なお、下記のRobintrackというサイトが、見ている分には面白い。
Robinhoodで保有者が多い銘柄や、その保有者数がどれだけ変わったかが見れる。例えば下記がChapter 11出したHertz。足元保有者は少し減っているが、全体で49位…
https://robintrack.net/symbol/HTZ
https://robintrack.net/leaderboardロビンフッドが手数料無料で顧客をかき集めたことにより、既存証券会社は軒並み手数料無料の波に飲み込まれました。その荒波は日本にも及び、オンライン証券の大半が、手数料無料に踏み切っています。
ロビンフッドの強みは手数料無料。これがなくなったいま、優位性を確保するのは容易ではありません。
顧客を集めることはできても、収益化できなければいずれ破綻します。サブスクモデルで、有料顧客には信用枠を与えていますが、これがリスクの源。素人を奈落の底に突き落とします。
ロビンフッドは証券口座の金利を高く設定し、投資資金の確保に躍起。資金の運用益を見込んでいますが、収益に貢献するかは不明。
既存証券業界を破壊するだけ破壊して、あとはなにも残らない。ということにならないことを願います。最近、破綻企業の株価の爆上げ、中毒者の続出、システム停止と関連ニュースが相次いでいるロビンフッド。
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