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公共性と特許、イノベーションを巡る難しい問題です。
ジョンソン・アンド・ジョンソンは新型ウイルスのワクチン開発に成功すれば非営利ベースで提供すると早い段階で公表しました。
他方でWHOや途上国を中心にワクチンをめぐる知的財産権に制限をかけようとする動きが広がっています。
特許プールや強制実施権という特許制限の枠組みと米欧メガファーマとの駆け引きはこの記事で紹介しました。
https://mainichi.jp/articles/20200621/ddm/003/040/066000c
世界にこれだけ感染者・死者、そして経済被害が出ている中で待ち望まれる一方で、待ち望まれるゆえに難しいのが、いざ成功した時にいくらで値付けをして、誰が金を払い、開発した企業が対価を得られるのか。また、その際にレピュテーションを企業自身としても気にせざるを得ないし、様々な国家間の対立があるなかで、国によって対応を変えたりすることや、人道面含めてどこまで国として譲歩などもしていくか。そういった観点が、数値とともにまとまっている。
Marchi-in Rightについては知らなかったので、それも勉強になった。
「流行病のワクチンは儲からない」という話を以前医療系VCの方から伺ったのですが、前半はこの話で、後半はもっと複雑な事情。勉強になります。
過去のパンデミックの例を見てもわかるように、パンデミックの最中やワクチンのない時には熱望されるワクチンですが、一旦、パンデミックが終息してしまうと、その後はニーズとなる市場がなくなり、ビジネスとしては消えてしまいます。

従って、数年のためだけに大きなリスクをとることは、製薬企業の経営にとって大きな負担となります。そういった意味で、ビル・ゲイツ財団などの資金提供は、世界にとって、とても重要なものになっています。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません