【告白】バブルから需要ゼロへ。民泊大家が体験した天国と地獄

2020/6/25

「暮らすように旅する」

そんなキャッチフレーズで民泊を広め、住まいや移住に対する価値観に一石を投じた米Airbnbが、コロナ禍で苦境に立たされている。

感染拡大防止のため、各国政府が人の移動を厳しく制限したことで、民泊市場は大幅な需要減に見舞われているのだ。

東京五輪でのバブル的な需要への期待が高まっていたところから一転、「需要ほぼゼロ」の状態に転落してしまった民泊市場。その景色を当事者として体験した家主たちが本音を語り合った。

大阪のヤミ民泊は滅茶苦茶に儲けていた

コメント

注目のコメント

• 海部 美知

  ENOTECH Consulting CEO

  ・2020年06月25日

  日本の民泊は外国人依存だったのが問題。本国アメリカのAirBnBでは、この２週間ほどの間で、予約が前年同期比20%増だそうです。理由は、コロナによる在宅勤務でどこからでも仕事ができるようになったから。国内の長期滞在で、出先で普通に生活する需要が増えています。
  
  日本でも、狭い家に閉じこもるより、田舎の広い家で１ヶ月遠隔勤務、というのはアリという気がします。私ならぜひやってみたいです。
• 花谷 美枝

  NewsPicks 編集部 記者・編集者

  ・2020年06月25日

  コロナで民泊がどうなったのか？を民泊大家さんと専門業者に話してもらいました。足元の悲惨な状況に驚いたのですが、コロナ前のバブルっぷりにも驚きました。そんなに儲けてたんですか。
  
  参加された家主さんも業者さんも、先行きについては厳しめに見ていたのが印象的です。日本の民泊市場を支えていた外国人観光客が戻ってくるのは、いつになるでしょうか。
• 石山 アンジュ

  Public Meets Innovation代表理事 /シェアリングエコノミー協会代表理事 代表

  ・2020年06月25日

  「民泊施設の時間貸し」が可能になれば民泊ホストにとって新たな活用途、収入源として期待されるのですが、今の民泊新法（住宅宿泊事業法）では認められていません。この制度緩和に対して改正の提言を近日公開予定で進めています。（民泊はダメージが大きい一方でテレワーク等の普及によるスペースの時間貸しの国内需要は上がってます）
  
  
  また並行して首都直下型地震や台風等の大規模災害が発生した場合の、新たな避難所として「防災民泊」に関しても内閣府の災害対策検討会にて議論が進んでいます。
  
  来年のオリパラや、インバウンドが戻ってくるタイミングで民泊が全滅していないように、様々な活用方法を提示していきたいと思っています。