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本庶佑氏が小野薬品工業を提訴 「オプジーボ」の特許収入求め

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    Stanford大学 博士研究員(免疫学)

    6月5日に提訴する方針について代理人弁護士らと記者会見を開いていましたが、本日特許収入約226億円の支払いを製造元の小野薬品工業に求める訴訟を大阪地裁に起こしたとのことです。

    私からはオプシーボの基礎解説をさせて頂きます。
    体を守る免疫は、”諸刃の剣”と表現されることがあります。非自己を排除するのに有効な一方、あまりに強い応答は自己をも傷つけるからです。したがって、必要な時に必要なだけの活動レベルを誘導するために、精緻なメカニズムで制御されています。そのシステムの1つが活性化受容体と抑制性受容体です。これらは免疫細胞の表面に位置し、外環境の状態に応じてそれぞれアクセルとブレーキのシグナルを細胞内に伝えるセンサーのような役割を持ちます。これらの受容体シグナルの総和によって免疫細胞の活動レベルが変わるわけです。

    癌に対する免疫応答で重要な役割を持つT細胞には、PD-1と呼ばれるブレーキがあります。厄介なことに、ある種のがん細胞はこの仕組みを逆手にとってPD-1を狙って刺激することのできるタンパク質(PD-1リガンド)を大量に生産し、T細胞の機能を抑制するという免疫逃避作戦を取るものがいます。

    オプシーボはPD-1に特異的に結合するモノクローナル抗体で、PD-1とリガンドの結合を邪魔してT細胞のブレーキを弱めることができる薬です。ブレーキが弱まれば、T細胞の活性は高まりますので癌に対する免疫応答の効率を上げることができるわけなのです。

    モノクローナル抗体とは?は下記で解説しました
    https://newspicks.com/news/4953910

    オプシーボ作用機序動画
    https://www.opdivo.jp/basic-info/action/


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    リブライトパートナーズ 代表パートナー

    ノーベル級の研究者は会社と揉める行く末が日本では多すぎ。なぜか。
    起業しなかったからじゃないでしょうか?

    今はします。
    創薬も新素材も、スタートアップとして取り組むケースが、大企業の研究として行う場合と同等に増えています。
    本庶先生や、結局はアメリカに行ってトップティアVCコースラから出資を受けて起業した青色発光ダイオードの中村先生の時代には、日本では起業という選択肢は無きに均しかったが、今は違います。よい社会の進化だと思います。
    要するに研究者のパトロンが大企業のR&D予算一辺倒から、ベンチャーマネーマーケットに多くの部分入れ替わった、ということです。
    大企業がリスク吸収する分リターンも享受するか、リスクを相応に負った起業家としての研究者か、という違い。
    アメリカは1880年代のグラハム・ベルが起業したAT&T、トーマスエジソンが起業したGEの時代からそれが仕組み化されているのが国家としての強みです。


  • IT (VR / AI / Security) Project Manager

    何も残っていないので推測のコメントしかできないですが、事実だとしたらとんでも無いことですね。

    研究機関vs企業だとあり得なく無い構図だとも思います。
    この辺り、契約の弱さが日本人らしいなーとも思いますね。

    大学に絶対ビジネス経験ある事業開発がいるべきですね。法務、知財の経験豊富な。副業的なアドバイザーで良いので。
    是非やりたいな笑
    大学で研究していた身で、社会で揉まれまくって感じる大きな点ですね。


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