【独占】「今、株を買え」。投資のレジェンドが急かす理由

2020/6/20
初版が発売されたのが、1973年。
それ以来、「投資の歴史的名著」として、約半世紀にわたり、版を重ね続け、全米で150万部を売り続ける不朽のベストセラーがある。
『ウォール街のランダム・ウォーカー<株式投資の不滅の真理>(原題:A Random Walk Down Wall Street)』。
2019年発売の12版には、仮想通貨バブルや、新たな運用手法スマートベータへのなど最新の話題への洞察が盛り込まれ、約半世紀を経てなお、爆発的な売れ行きを見せている。
では我々、今回のコロナ危機後の相場を、どう捉えればいいのかーー
そこで、NewsPicks編集部は、『ランダム・ウォーカー』の著者であるエコノミストで、プリンストン大学教授のバートン・マルキール氏にインタビューを敢行。「若い世代こそ今、株を買うべし」と言う、その真意についてゼロから解説してもらった。
バートン・マルキール(Burton Malkiel)/プリンストン大学教授
1932年生まれ。プリンストン大学経済学博士。同大学経済学部長、大統領経済諮問委員会委員、イエール大学ビジネススクール学部長、アメリカン証券取引所理事などの要職を歴任している。またインデックス・ファンドなどの運用会社ヴァンガードの社外取締役としても活躍する(写真:Fairfax Media via Getty Images)

アインシュタインも認めた「魔法」

──3月に新型コロナウイルスの影響で、一気に株価が暴落し、その後回復を続けています。今は、投資経験のない若い世代にとって、投資を始めるべきタイミングなのでしょうか。