中国人は苦境でもなぜ焦らないのか 新型コロナに襲われた北京で考えた【世界から】(47NEWS)
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「こうした濃厚な人間関係が作り出す互助の精神は、中国社会の柔軟さや強靱(きょうじん)さを支える隠れたインフラと言える。」(記事引用)
現地に長く住んでいてこそ見えてくる大切な視点ですね。
「中国のどこが好きなのか?」と聞かれることがありますが、私の答えは「人」です。
中国人はいい意味で「ウェット」なんですよね。私にも「兄弟」と呼べるような北京人の親友たちがいますが、何かあると真っ先に連絡をくれ、自分のことのように親身になってくれます。
海外生活は寂しいだろうと、家に遊びに来るよう誘ってくれます。家族としゃべったり麻雀したり、そして、お母さんが作ってくれる料理をつまみに白酒を酌み交わします。
今回のコロナ禍によって、私の周りでも多くの友人知人が苦境に陥っていますが、みんな「前向き」です。
例えば、旅行業に携わっていた友人も仕事がなくなり、DIDIでドライバーをして何とか耐えている状況ですが、本人はとても明るく楽しそうに毎日グループチャットでつぶやいています。たとえオンライン上でも友達たちとつながっていることで、精神的なサポートになっているのだと思います。
「つながり」は中国社会を理解するうえで非常に重要なポイントだと思います。> 中国では家族や親しい友人が困っている時に役に立てない人を「ダメな人間」と見なす文化がある。その人が社会的に成功していても関係ない。こうした濃厚な人間関係が作り出す互助の精神は、中国社会の柔軟さや強靱(きょうじん)さを支える隠れたインフラと言える