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敵国のミサイルを無効化するためには、ハードキルとソフトキルという手段があります。ハードキルの代表的なものは、イージス・アショアやPAC3のようにミサイルを用いて弾道ミサイルを迎撃するものですが、飛んでいるものに別のものをぶつけるのは大変難しいものです。
たとえ誘導したとしても、迎撃用のミサイルが飛んでいき、目標に達するまでに時間がかかります。その間に目標も動いているのです。さらに、現在の弾道ミサイルは、自由落下するのではなく運動したり、弾頭部が多弾頭化されたりしていて、迎撃がより難しくなっています。
一方のソフトキルの代表的なものは、サイバー攻撃やジャミング(電波妨害)です。弾道ミサイルを管制する地上基地のコンピュータにサイバー攻撃をかけたり、ミサイルと地上基地の通信を妨害すれば、迎撃用ミサイルを使用せずに敵のミサイルを無効化できるので、効率的です。しかし、これには高い技術を有します。相手もサイバー攻撃から防御するシステムをつくり、通信に用いる周波数などを変更するなど、妨害に対抗する手段を備えるのです。
サイバー攻撃やジャミングが失敗した際には、物理的な破壊に頼るしかありません。本来は、ハードキルとソフトキルの双方の手段を備えることが必要です。日本はすでに中国や北朝鮮の弾道ミサイルの射程に収まっています。新領域の手段を構築しつつも、最低限のハードキルの手段を備えなければなりません。ミサイル防衛において「失敗した」は許されません。失敗したら、日本の都市は核爆発に見舞われることになるのです。