【池上×増田】今こそ学ぶべき、「感染症vs人類」の世界史

2020/6/15
世界で40万人が亡くなり、私たちの暮らしや経済を激変させた新型コロナ。
将来の歴史の教科書には「社会を変えたパンデミック」として登場するに違いない。
振り返ってみると、人類の歴史は常にペスト、天然痘、スペイン風邪といった感染症の脅威と隣り合わせだった。
これらのパンデミックは現代と違って医療が発達していない時期に発生したため、インパクトは計り知れず、社会のあり方を根底から変えてきた。
世界史に精通する池上彰氏と、ジャーナリストの増田ユリヤ氏の対談で、「パンデミックが変えた人類史」を学ぶ。
増田 スペイン風邪は、第1次世界大戦末期の1918年から1919年にかけて大流行しました。アメリカの兵士が国内で訓練をしている際に発症したのが始まりだとされています。