ユニクロと無印の参入で日本を騒がせた「マスクバブル」は完全に終わる - 国中が熱狂した争奪戦の勝者は…
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注目のコメント
必ず、こういう議論が出てきます。確かに、コロナ禍では、あれがこれが足りないと大慌てになりました。そしてグローバル化したのが悪いのだと多くの人が口にしました。本稿筆者も、「国内での生産は(従来)まるで『悪』のように見なされ」と書いていますが、僕から言わせれば、「海外生産を(今は)まるで『悪』のようにみなし」と皮肉りたくなります。
今日の社会生活で失われて「ヤバい」ものは数え切れません。マスクや医療物資はおろか、食料は?石油は?飼料は?レア金属は?人々の技能は?・・・大前研一氏が昔、こう書いてました。お米であろうが、何であろうが、それを動かす工場はすべて石油で動いている、と。
多くの人の脳みそは(テレビ識者も含めて)とても単純で、足りないものを見たら大騒ぎ。備蓄や国内生産をしろと唾を飛ばします。科学的思考をすっ飛ばして、「外出抑制」狂想曲になったのと同じです。しかし、マスクについて。日本政府がリーダーシップを発揮し、あの不評なアベノマスクを準備しました。おかげで市中に隠されていたマスクがごそっと出てきました(転売禁止は遅すぎましたね)。いくつかの企業が連日マスク参入を発表。そしてあの中国。一時は輸出停止に至りましたが需給は必ず狂ってきます。二ヶ月を待たず、僕のところにも余剰マスクの話が持ち込まれました。。。今の世は、「安全保障」としての友好かつ献身的な外交に優るものはありません。日本は(交換用として)戦略的に何かをもてばいいのであって、(ビジネスマンとして判断するなら)それはマスクではありません。どこぞの、(人格も含めた)クソリーダーに比べれば、全球外交を展開する日本のリーダーははるかに国の安全に寄与していると思います。