コロナで息を吹き返した中国のシェア自転車~「3密回避」の生活様式で脚光
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執筆しました。白昼夢のように世の中を席捲し、定着しながらも黒字化できずほとんどが潰れたシェア自転車。コロナで新たな存在価値を得ました。
相変わらず黒字化の道は見えませんが、季節がいいこともあり、電車やバス通勤から自転車に切り替えたという現地の話もチラチラ聞きます。
車も通行できなくなった武漢では、無料で利用できるようになり、市民レベルでも助かったとのこと。
米国は自転車がバカ売れし、今注文しても届くのはかなり先になると。スペインでも5月の自転車の売り上げが22倍に増えたそうです。
日本ではあまり聞かないですけど、これからかな。パリでもバスティーユ広場からルーブルの脇を抜けてコンコルド広場に至る、パリ中央部を横断する目抜き通りが一方通行三車線のうち一車線を除いて全て自転車レーン化されておりちょっとした自転車の楽園になっています。他の通りでも車線を潰す形で自転車レーンが突貫工事で拡大されています。
最近は私も晴れた日はロードバイクでルーブルの脇を駆けコンコルドからシャンゼリゼを凱旋門まで駆け上る、ツール・ド・フランスの最終ステージですかという感じで自転車通勤しているのですが(正直シャンゼリゼは毎日の通勤ルートとしてはデコボコ酷くて避けたい)、他方でこのルートは地下鉄の主要路線であるメトロ一番線と一致しています。
既に夕方などは軽い自転車渋滞が発生しているのですが、一番線の朝夕の混雑を知っているだけにあの人数を自転車で置き換えるのは難しいだろうなという印象も正直あります。
ドックレス型のシェア事業ですが、機材寿命の短さと人手による再配置という高コスト構造は変わっていません。公共交通が止まった時などの緊急避難的な利用はともかく恒常的な足としては多くの場合で結局個人所有が勝ると思います。
これは同じコスト問題を抱える電動キックボードのシェア事業も同様で、パリ市内で自転車レーンを併走するキックボードを見ていても個人所有のものが随分増えました。
リソースに対して利用が時間的に分散して初めてシェア事業は意味を持ちます。同じ時間に同じ方向への利用が集中する通勤通学にシェア事業は元々あまり向かないと考えています。
通勤での自転車等のシェアが意味を持つ可能性があるのは通勤する日が分散する場合、例えばリモートワークが定着し週のうち数日だけ出勤するような働き方が常態化した場合だと思います。このような通勤の変化はシェア事業のみならず、上記の自転車の渋滞の問題も含め公共交通を他の交通手段に置き換える際には必ず必要になるはずです。世田谷区の自転車屋が10万円の給付金の使い途として貼り紙してたように、シェアよりもマイ交通手段の方になるんじゃないですかね。
個人的には、真剣に電動バイク検討し始めました。出川のTV番組のバッテリーは容量少な目にしてるので誤解かれてる方多いと思いますが、都内なら1日一回充電で余裕で往復出来ます。
(ご参考)豪EVバイク「スーパーソコ」日本上陸…BOSCH高性能パワーモーター採用
https://newspicks.com/news/4738442