スウェーデンの新型コロナウイルス対策が「完全なる失敗」に終わったと言える理由
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注目のコメント
『A:専門家たちがそう考える』ではない。
『B:そう考える専門家たちもいる』ということだと思う。
Aは専門家たちが口を揃えて失敗だと言っているような印象を与える。そして賛否が分かれるような戦略に関しては批判している人達の意見を探すのは簡単だろう。
僕は同国の戦略が成功なのか失敗なのかを見る上で3点あると思う。
1点目、それは感染者数や死者数だけではない経済ダメージでも比較しなければフェアでない点。ロックダウンしてなくてもダメージはあるだろうが、ロックダウンした場合に比べれば経済ダメージはずっと小さかっただろうと思う。
2点目、それは自由や生き方の選択の問題。死者数だけで見れば『高齢者にも人工呼吸器をつけた方が死者数は減る』だが高齢者を無理に延命しないというのは1つの価値観で、延命が絶対的な価値観ではない。またロックダウンによって自由が制限されること、それら生活に制約をうけることがどれくらい続くのか、それも生き方の問題だろうと思う。
3点目、それら長期的に見ないと分からない点。例えばスウェーデンの感染者数がこのまま伸びたとして2年後とかにはより集団免疫に近づき、だんだんと感染が広がりにくくなるはず。その一方でロックダウンやキツイ行動制限を続けている国々は感染者が増えない分だけ免疫を獲得する人も増えない。ワクチンが出来るかどうかもわからない。第二波・第三波とその度に経済にダメージのある行動制限を強いて、結局は長期で感染者が拡がっていくならそれが正しい選択だったとは言えない。
なので今の段階で『失敗』というには早いと思う。政府は嘘をつく。そんな当たり前のことが明るみになることが多かったpandemicですが、
このような騒動を自己の利権や上積みにかえてやるくらいの図々しさと度胸を持った政府がほしいですね。
仮に国民を騙し続けたとしても知らぬが仏だから、強引に押し切るくらいの気概というか。
その辺甘いところと抜け目ない国・地域が、明暗分かれたと思います。英国などロックダウンした国がスウェーデンと大して変わらず、ロックダウンの効果がないという主張もあり、「完全なる失敗」とは言えないのではないでしょうか。
死亡率が増加したことが失敗であれば、ハイリスク人口を保護するのに失敗したのであり、政策すべてが失敗ではないと思います。