メルケル氏翻意、盟主の自負 EU共通債務を容認(写真=ロイター)
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ドイツの報道では、当初ヨーロッパボンドと言われた
このアイデアに、メルケルがNeinを言い続ける事を
揶揄し、EUは美しい考えだが、単なる幻想だ、
小学校で子供に説明出来ないとまで、ZDFは言っていた。
ここにある様に、コロナ対策で支持率を高めたメルケルは、
一転する。
ここから、メルケル自体が財政を維持する事にこだわって
いたわけでは無く、二つの大戦のトラウマから借金を嫌う
ドイツ国民そのものを代表していた事が分かる。
コロナと言うチャンスを逃さず。EUの発展と言うより
高い目標に、任期も僅かな首相が求心力を失くさずに
行っている事は、稀有な事だと思う。
今や、ドイツはEU議長のドイツ人女性、フォンデアライエン
、メルケル首相が、これに反対する、オーストリア
オランダ、デンマーク、スエーデンを攻撃する
立場になっており、ドイツの報道は、これらの国を
ケチな4 Sparsam Vierと呼び、誇らしげである。
成功すれば、EUは新たな局面を迎える。
課題であった、財政協調の第一歩となり、
混乱を極める米国に比べて、ポビリズムを
乗り越える歴史を刻むかもしれない。
我々は何をすべきか、良く考えるべきである。
コロナをどう活用するかである。
それには、普段から何をすべきかを考えて
いないと出来ない。EUが共同で借金をし、返済不要の補助金として被害の大きい加盟国に配る仕組み。独DPA通信によるとイタリアに1730億ユーロ、スペインに1400億ユーロを割り当てる一方、独は288億ユーロしか受け取れない。
全世界がコロナで等しく経済に打撃を受けている中で、短期的な自国不利感(伊1730億ユーロ、西1400億ユーロ⇔独288億ユーロ)に囚われずこのような長期的視野に立って全体最適を考え行動できるリーダーを尊敬する。