ファーウェイ幹部、カナダの身柄引き渡し裁判で主張認められず
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犯罪人引き渡しの理屈だけでいうと孟晩舟側の言い分もそれなりにあるとは思うが、ことは政治的な判断を含むので、カナダとしてはここで引き渡しを認めないということは出来ないだろうな…。
技術を制するものが世界を制する。アメリカはまさに常にテクノロジーの分野で世界をリードする立場だったから世界の覇者になることができた。
そんな中で、中国企業が台頭してきた。言葉悪いかもしれないが、BATのサービスは所詮米国企業の既製品の中国版。だから、アメリカも特にBATのことを脅威とは思っていないだろう。
しかし、ファーウェイだけは違う。なぜなら、この会社は莫大な研究開発費を投下し、トップレベルの技術者を擁し、本気出せば自分たちでものやプラットフォームを作れてしまう。
今の時代は、GAFAの時代。いずれもプラットフォーム企業であり、そして米国企業です。ファーウェイがなければ、次の時代も米国企業がリードし続けられると誰もが思うだろう。
しかし、このまま放置すると、気づいたら5Gという次の時代で一番おいしいプラットフォームがファーウェイに奪われてしまう。ここはなんとしても避けたいと米国政府が思っているから、色んな無茶な理由を付けて阻止する。
これは、日本が痛い目に合ったプラザ合意の時のアメリカのやり方とほぼ同じ。世界に自由と民主を訴えつつ、結局は自国第一主義。
最後に、個人的にはファーウェイにはなんとしても頑張ってほしいです。なぜなら、ファーウェイのような技術力を持っている会社は、中国にはそれ以外ほぼないから。
中国はここまで神話のような発展を成し遂げてきた。しかし、ほとんど第一次、第二次産業が中心だった。ここでファーウェイが負けてしまうと、中国の技術産業全体の負けと同義であり、そうするといつまでも中所得の罠に陥り、永遠に欧米諸国と同じレベルには達することができない。だから、ここはどうしてもファーウェイには耐えてほしい。