[北京 27日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手のテスラ<TSLA.O>は、数週間にわたるロックダウン(都市封鎖)で自動車需要が落ち込んだことを受けて、北米でのEV価格を最大6%引き下げた。

また、セダン「モデルS」およびスポーツ用多目的車(SUV)「モデルX」の新たな顧客について急速充電サービス「スーパーチャージャー」は今後無料ではなくなると発表した。

調査会社JDパワーのデータによると、米国の4月自動車小売販売は前年同月から半減する見込み。ただ、同社によると、5月の販売は抑えられていた需要や大半の自動車メーカーによるインセンティブで改善する見通し。

同社のウェブサイト(27日時点)によると、モデルSのスターティングプライスは7万4990ドル。7万9990ドルから引き下げられた。

モデルXの現在の価格は7万9990ドルで、8万4990ドルから引き下げられた。最も安いセダン「モデル3」は2000ドル引き下げられ、3万7990ドル。

テスラはまた、中国での価格も引き下げた。これは米国での価格調整を受けた通常通りの対応で、モデルXとモデルSの価格を4%前後引き下げた。

同社中国法人は中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」で、モデルSとモデルXの輸入車価格を引き下げたとしつつ、現地生産のモデル3の価格は据え置くことを明らかにした。

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