人民元基準値12年ぶり安値 香港巡る米中対立懸念で
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注目のコメント
元安で輸出がブーストされる!訳ではありません。世界の需要がまだまだ弱いので、多少の元安ではあまり意味が無い。
それに対外債務の支払いを考えた場合、元安は非常に不利です。後者の視点を欠いている人々は少なくありません。前日終値のほかドルやユーロ等の通貨バスケットの値動きをもとに設定される基準値は、当局の意向が反映されると言われますが、実勢値では去年の夏に一旦この程度の水準に達していますし、世界各地でウイルス問題が深刻化した3月なかば辺りから米ドル自体が諸通貨に対して強くなってもいますので「市場で元を売りドルを買う動きが強まっていることを反映した」というだけで、トランプ大統領は嫌がりそうですが、特段の政策的な意図をもって人民元安を演出しているわけでは無いように思うのですが・・・
多少の人民元安で外需が戻ってくる環境ではないので、人民元安で資本逃避が起きたりしたら却って中国経済にマイナスの影響を与えるかもしれません。欧米とくらべ中国が早めの回復を成し遂げれば、逆に人民元高に動く局面もありそうで、暫く様子を見ないと方向性は分からないように感じます。そろそろ、コロナよりも米中対立の方が世界経済に大きなインパクトを与える案件になってきたのか。
政治経済文化思想、様々な側面から対立軸が生まれてくるのだろう。
最終的な解決は、中国の一般国民が共産党の不実について本気で意思表示するようになること。
アメリカも同様に貧富の格差はあるが、中国のシステム(共産党の序列によって貧富が決まる)よりはまだマシ。