仏債務、年末までにGDP比115%を超える恐れ=公会計相
コメント
注目のコメント
フランスの債務はこれまでGDP比100%以下だったので注目すべき水準。日本の債務と比べると日本は国内向け債務が大きなウェイトを占めるとはいえGDP比200%越えなのでフランスはこれでもまだその半分の水準。
フランスは昨年末の段階でEUのルールである財政赤字を3%以内に収めることは不可能になっていたことや同ルールの適用はコロナによって緩和されているのでそういう点では大勢に影響は無いし、現政権は野党からコロナ対応で厳しく追及されていることもあり足元は緊縮財政や増税という判断はないだろう。
今後もイエローベスト運動などを踏まえた年金や税制の運営を考えると財政赤字が縮小する兆しは見えない。
(足元は、3蜜を理由にイエローベストのデモを禁止することはできるかもしれないが。。。)
各国の債務のGDP比率
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/007.pdfこの難局面ですから、各国ともある程度の公的債務の拡大は致し方ないと言えます。
独仏債は投資家のニーズがありますから、建玉不足に喘ぐ欧州中央銀行(ECB)が資産買取プログラム(APP)を続ける上でも、ある意味では好ましいと言えます。