中国外相、「新冷戦」志向と米国批判=香港統制強化、必ず実現
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中国にとっての「一国二制度」は自国主権の下で香港を管理するメカニズムであり、具体的には「香港基本法」が決めた一連の枠組みである。「香港基本法」は香港に幅広い、高度な自治を与えるとともに、国の権限も明記されている。今回の国家安全の立法も全人代が自治以外の分野に関する法律を直接香港で実施できると定めた基本法18条に則って行われている。
しかし、日本と欧米は、「香港基本法」を賞賛しながら、中国は国としてあくまで基本法に明記された権限を行使できない、象徴的な存在でなくてはならないと思っている。香港が中国の一都市という事実に関わらず、だ。
中国の香港における主権をあいまいにするこの姿勢こそが、互いの齟齬を生み出す根源だろう。
注目のコメント
中国にとって「一国二制度」とは、中国の許容する範囲の中で、しかも中国のコントロール下で行われるものだということです。中国が、民主主義制度や言論の自由を許すはずがないのですから、香港だけでなく、日本や米国が考える「一国二制度」とはそもそも異なるものだと言えます。
中国は、米国が新冷戦志向であると言いますが、中国が強引に国際社会における自らの影響力を拡大しようとすることが、国際社会の分断を招いているという側面も忘れてはなりません。
日本や米国は現状が「常態」と考えていますが、中国にとっての「常態」は、自らが影響力を拡大し、現状を自らにとって有利な状況に変えていくことなのです。中国は、自分たちが国際社会でもっと認められて当然だと考えています。その考えが、国際社会から認められないことに、中国はフラストレーションを感じているでしょう。そして、その原因を米国の中国敵視に求めようというのです。
中国が求める「正義」と米国が求める「正義」は異なります。両国のその差異を埋めることは、非常に難しいと思います。一部の政治勢力、というかトランプのことだな。
・トランプは武漢ウイルス研究所から発生した証拠が複数あると言いながら、実際は自然発生である可能性が極めて高いと見られている。トランプはこの内容に関して発言はしなくなったが、撤回していない模様。
・トランプは中国のことを無能な大量殺戮者だと述べた。しかし、コロンビア大学によると、ロックダウンを3月1日に行っていていれば、アメリカ国内における新型コロナウイルスの死亡者を83%減らせたと推定している。どう計算しても、アメリカ国内の感染拡大はトランプの責任によるものの方が大きいようだが。
https://www.bbc.com/japanese/52766028中共にとって香港と台湾が目先の障害であることは間違いないですが、多少強引に動いても内政干渉で済ませられます。
だからこそ、米国の最近の動きは台湾を独立国という認識で動いているように見受けられますし、有事の際は集団的自衛権の行使を名目に参戦できるように着々と準備を進めていると理解できます。
一方で米国、台湾双方とも日本の役割に期待をしたいと思いつつも、日本の日和見態度と左傾化、親中化には大きな懸念を生じさせていることでしょう。
米国にとってはフィリピン―台湾―沖縄―日本列島という中国を封じ込める、また西大西洋域のシーレーンと海洋秩序は自らの覇権そのものであり、そこに中国が挑戦しようということ自体が軋轢を生むのは必至です。
中国にとっても、この米国覇権も完全とは見ておらず、その隙を縫うように世界中での中国のプレゼンス強化、ギリシャ、スリランカにおける港湾施設の長期貸与など、これまでの海洋バランスを一変させつつあり、自らの覇権拡大に精を注いできたわけです。
そしてこのコロナ禍で西側諸国は甚大な被害を受け、その隙をついて中国が更に南沙諸島沖をはじめとして支配権の拡大、香港と台湾への実力行使を具体化させようとする姿勢におそらく米国の堪忍袋も限界に来ていると思います。
中国としてもまともに米国とやりあう気もないので、超限戦と称して場外戦を仕掛けています。
米韓の分断に成功、日本での親中・左傾化と政治スキャンダルで日米の協力関係を阻害、敢えてこのタイミングで行われる米国大統領選、バイデン押し、反トランプ現象など、あまりに上手く行き過ぎですよね。
中共の超限戦に今のところ我が国は完敗です。
新しい戦略が必要ですし、早急な対抗手段構築が求められます。