アリババ、1-3月期の増収率は過去最低-中国の景気低迷響く
コメント
注目のコメント
増収カーブはやや鈍化だがこの規模で前年同期22%と悪くない。それよりもポイントは
・減益88%、これは持ち分株式の減損と、事業投資。中身は悪くない
・クラウド増収58% 悪くは無いがこの規模ならもっと伸びてしかるべし
・アメリカの中国企業を株式市場から追い出す法案の上院可決。そもそもアリババ株を(下院も通れば)世界の多くの投資家が買えなくなる
後ろから順に気にすべきだろうと思います。加えてジャックマーのボード完全引退。私には判断が難しい四半期。売上は前年同期比+22%増、しかし調整EBITDAは+1%増にとどまり、営業利益は▲19%の減益、税前利益は持ち株の下落で赤字、ただしアントフィナンシャルの持分法利益の取り込みで純利益はプラス、ということのようです。
コアコマースの利益成長が鈍ると、クラウド以下の新規事業がいずれも増収しても利益には結びつく段階にはまだ至っていないことが鮮明になる、という決算でした。
4月以降回復し始めているというコマースが利益を伸ばしてくれるようになるのか、もう一四半期みたいと思います。
ちなみに株価は昨日はマイナス5.8%でした。昨日記者会見をずっと見てましたが(オンライン化が進んで、行かなくても参加できるようになったのがすごくありがたい)、
ECの中でも売れるものと売れない物が出て来てて、「マスクするようになって化粧品が全然だめ。アパレルも厳しかった」とCFOが2回言ってたのが印象的でした。スキンケアは売れているそうです。日本も同じでしょうね。
あとはネットスーパーがめちゃくちゃよかったようで(ネットスーパーと言いながら買いに行くこともできます)、私が取材した限り、都市で隔離中の人は皆使ってました。今後農村も開拓していくようです。