中国の百度がナスダック撤退を検討、上場先変更で－ロイター

（ブルームバーグ）： 中国インターネット検索最大手、百度（バイドゥ）は企業価値を高めるため中国に近い株式市場に上場先を変更し、ナスダックから撤退することを検討している。ロイター通信が事情に詳しい関係者３人の話として報じた。関係者の氏名は明示していない。

百度は資金調達に関する問題や規制当局の行動などを含め、どのようにして進めるのが最善かを見極めるため信頼できる複数のアドバイザーに接触しているという。こうした協議は初期段階だとロイターは伝えた。

関係者によると、百度はナスダックでは過小評価されていると考えている。

ブルームバーグが取材した百度の広報担当者は、報道は「うわさ」であり、コメントしないと述べた。

原題：Baidu Considers Leaving Nasdaq to Boost Valuation: Reuters (1)（抜粋）

©2020 Bloomberg L.P.

コメント

注目のコメント

• 片平 知宏

  NewsPicks編集部 記者

  ・2020年05月22日

  米国と中国の経済摩擦が、株式市場にまで影響してきました。中国企業を追い出すことは、米国株式市場の活力を奪うことにもつながります。うまく落とし所を見つけるのか、それとも完全にパージするところまで行ってしまうのか。
  
  中国で大量発生していたユニコーンも出口がなくなれば、難しくなるでしょう。どれぐらいスタートアップへの投資含めて影響が出るのかがきになるところです。
  
  
  追記
  ネットイース、京東も香港上場を6月に目指すとの報道がありました。
  
  以下で空売りファンド代表が指摘した通りの流れになりつつありますね。
  https://newspicks.com/book/2168/article/4843163?utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid2127482&utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare
• 陳 言

  日本企業（中国）研究院 執行院長

  ・2020年05月22日

  そもそもアメリカから全て撤退すべき。
  偽計など中国ではやれるが、アメリカでは厳しくチェックされる。