[ベルリン 19日 ロイター] - ドイツ欧州経済センター(ZEW)が発表した5月の独ZEW景気期待指数は51.0と、前月の28.2から改善した。新型コロナウイルス流行を巡る懸念が後退したほか、今年下半期に緩やかに景気が回復するとの期待が強まった。エコノミスト予想は32.0だった。

ZEWのワムバッハ所長は発表文で「夏以降に景気が好転するとの楽観的な見方が強まっている」と指摘。投資家は第4・四半期に回復ペースがさらに増すと予想していると述べるとともに、回復にはしばらく時間がかかる見通しで、「2022年になってようやく経済の生産は19年の水準に戻るだろう」と付け加えた。

5月の独ZEW現況指数はマイナス93.5で、前月のマイナス91.5から低下。アナリスト予想はマイナス88.0だった。

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