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学校へ行けない今こそ親子で考えて欲しいのが今回のテーマ「学校って何?」。
思い切って、親の方から「学校なんて、いらないんじゃね?」とお子さんに尋ねてみてください。さてさてどんな答えが返ってくるのか・・・(笑)。
日本の社会は、敗戦からしばらくは戦勝国アメリカの豊かさに憧れ、「アメリカンライフ」というミッキーとミニーちゃんのような絵柄を完成させるべく、ジグソーパズルを埋めるのに必死だった。モデルを真似して正しい位置にいち早くピースをはめていけば先進国に追いつける正解至上主義のゲーム。
だから日本の学校システムは「一斉」授業で効率的に「早く、ちゃんとできるいい子」を増産し、産業界に大量に処理能力の高いホワイトカラーとブルーカラーを送り込む役割を果たしてきました。
ところが、80年代にはこのキャッチアップが完了して、2000年代から日本独自の世界観、すなわち絵柄が必要になったのに、政治家も官僚も誰も新しい絵柄を描けなかった。これが、その後20年以上続く停滞の原因です。
本当は、ピースを組み合わせて絵柄を次々と変えていけるレゴブロックのような考え方が必要でした。個人がもっとイマジネーションを発揮して、国や会社から押し付けられた夢の実現ではなく、独自に人生観や世界観を編集していく姿です。
だから、学校教育もそろそろ変わっていい。
知識を先生から児童生徒に伝えるのに効率的だとされてきた、黒板+教科書+机と椅子を使って教室で一方的に教える「一斉」授業から、オンラインによって「バラバラ」な児童生徒をつなぐ分散授業へ。
自宅に軟禁された状態であっても、ネットの向こうに自分に合った恩師が見つかれば、学校という閉ざされた空間で偶然決まった担任に基礎学力や人生そのものを左右されるリスクは減るはず。
N校のようなフリースクールが人気を博しているように、人生の目標を絞っている子や不登校の子がすでに取り組んでいる勉強のスタイルです。
一方、私が教室でも可能な当面の理想の姿と思うのは、生徒固有のスマホをWiFiにつないで常時接続し授業を受けるスタイル。これは、第3回で詳述しますね。
これだと、目の前の先生がチャップい授業をしていたら、生徒はその場でさっさとスマホの向こうにベストな先生を見つけ、同じ単元の同じ箇所をもっと楽しく学ぶようになるでしょうね(苦笑)。
注目のコメント
漢字を書けるように20回ずつ書く、ではなく、その漢字の由来を1分で教え15分自分で考えさせる、その後議論させること。
いい国作ろう鎌倉幕府、でなく、自分が源頼朝だったらどうするか?を考えさせる。
そんな昔の寺子屋みたいな学校に🏫なっていってほしいものです。「日本の企業は学校に似ているなあ」と感じてきましたが、会社やオフィスも「習慣をつけるための装置」なのかもしれません。仮に「オフィス=校舎」がなくなったときに、習慣やリズムや一体感を維持することができるのか? 企業のカルチャーや業種や職種に応じて、繊細なバランスが求められそうです。