【奮闘】トヨタも頼るベンチャーが、工場に目をつけた理由

2020/5/18
自動運転を商用化するには、まずは工場から──。
トヨタも頼るベンチャー、ティアフォー(東京都文京区)。自動運転ソフトの開発が専門で、そのソフトはトヨタの自動運転車「e-Palette」(イーパレット、2020年仕様)にも採用されている。
そのティアフォーが今年4月、ヤマハ発動機と合弁でeve autonomy(イヴ・オートノミー、静岡県袋井市)を立ち上げた。
eve autonomyは工場の建屋間での搬送を自動で行う車両を開発しており、1年前からヤマハ発動機の工場内で運用を始めている。
新会社を立ち上げた背景には、実証実験を重ねる中での気づきがあった。
eve autonomyの米光正典CEO(最高経営責任者)と中山裕介COO(最高執行責任者)に、開発のリアルを聞いた。

実証実験だけでは、足りない