通貨防衛には利上げが必要なわけですが、それを回避したいので為替介入で時間を稼ぎ、なんとか通貨スワップを獲得するという危うい戦略をトルコ当局は描いていると見ています。 ジリ安で1ドル7リラを突破してしまったので、市場の潮目が変わったら1ドル10リラ突入など、ありえない話ではないと考えられます(18年8月の通貨危機も、1日で二割、為替が下落しましたし)。 ブラジルも通貨危機の様相ですが、トルコの場合はエクスポージャーを抱える先進国の事業法人や金融機関が多いだけに、トルコ発の連鎖通貨不安の可能性も含めて、注視したい動きです。
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