【完全解説】なぜ今、「検察庁法」が大炎上しているのか?

2020/5/12
それは外出自粛下における、“巨大デモ”だったのかもしれない。
5月9日夜、「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグが急速にツイッター上で飛び交い、大炎上した。
たった1日で約500万件以上もシェアされたそのタグは、国会審議中の検察庁法改正案に反対するものだ。
改正案の詳細は本文に譲るが、本来、独立性が担保されるべき検察庁の人事に対して、内閣の関与度が強まる可能性が問題視されている。
検察が、内閣に支配されてしまうのか──。
それを危惧した人たちが改正に反対を表明し、俳優やアーティストなど著名人の投稿も相次いだ。
自民党の森山裕国対委員長は11日、改正案について週内に衆院を通過させる意向を記者団に表明している。
果たして、何が問題なのか。改正案が成立すると、どう変わるのか。
NewsPicksプロピッカーの弁護士の徐 東輝(とんふぃ)氏が、問題の背景と本質を解説する。