9月入学、検討本格化 来秋導入想定、夏までに結論―政府
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これも「官邸主導」ですね。指示を出した杉田和博官房副長官は78歳。7年以上も霞が関官僚のトップである官房副長官に在職しており、官邸主導の要です。年次を重んじる官界では、杉田氏に意見のできる人は皆無でしょう。安倍政権はどうすれば官僚組織を意のままに動かせるかをよく知っています。
残るは政治判断。要は世論です。9月入学を後押しする風を感じているからこそ、こういう話題が出てきます。誰がこんなことを言い始めたのか。最初は思いつきだったのだと思いますが、やるとなったら混乱は必死です。魔法の杖はありません。なぜそれがわからないのでしょう。困ったものです。何のために「9月入学」にするのか、コロナ対策だけでは理由にならないと思います(それならオンライン対応を進めるべき)。学生や社会にとっての目的やメリットが伝わってこないとそもそもやる意義がわからない。
今までだと考えられない性急な進みが官邸主導で強引に動くって何だか心配な動きですね。1学年100万として1200万人の生徒に影響があると考えると、ここまでの短期で9月入学に変える事のインパクトがどの様な事があるのか説明をクリアに出して頂きたいです。
例えばスポーツの大きな大会は夏休みが多いですが、9月入学だと高校3年生は試合に出られなくなりますよね。今は夏の大会後に受験に専念する子も多いと思います。学校は勉強だけの場では無いので、メリットデメリットの総合的なアセスメントが必要です。
海外では入学を一年に二回に分けるとかありますが、9月にずらすよりはその方が痛みが少ないかもしれません。
学校が休みなのを取り戻すプラス、海外に合わせてという理由だけでは場当たり的で納得感薄いかと。受験生には本当に申し訳ない状況ですね。。。