持ち帰りでプラ容器辞退ならクーポンゲット プラごみ削減へ秘策、京都・亀岡
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ごみ削減のインセンティブで思い出したのはデンマーク。飲み物容器でデポジット製を導入していますが、回収時に消費者は預け金でロトを購入したり寄付をしたりすることができます。日本の場合はそんなことをしなくても高いペットボトルの回収率を誇るのは素晴らしい点ですが、自治体や事業者が負担しない持続可能なインセンティブのアイデアが生まれてくると面白い
コロナウイルスの影響で、レジ袋有料化や使い捨てプラスチックの使用禁止等が各国・地域で見送られ、「脱プラスチック」の動きが減速していました。このような中で、自治体主導の先進的な取り組みだと思います。
デリバリーとは異なり、食店舗に赴いてテイクアウトする際の使い捨てプラスチックは、協力者さえいれば比較的容易に持参容器に代替可能です。こういったところから廃棄物削減を推し進めることは、理にかなっています。
我が家の近くのイタリアンは、容器不足によりテイクアウトもしばらくお休みせざるを得ない旨をSNSで告知したところ、「自分で容器を持っていくので継続してほしい」というコメント殺到していました。食器を持ち込むことによって店舗の助けになり、得もするのであれば、賛同する人も多いと思います。プラスチックごみが増えていることを察知し、自治体主導で広範囲に且つスピーディ―に仕組みづくりを行ったところは、評価できると思います。
環境省は食費ロス対策で持ち帰り(ドギーバッグ)を今春より大々的に推進する予定でしたが、一方で脱プラスックは進めなければならないという葛藤もありました。本取り組みがこういったジレンマの解消の一つのきっかけとなり、マイ容器持参文化の醸成に繋がればよいと思います。