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やー、最近の中国の宇宙開発における存在感はすごい。以前に天宮という小型の宇宙ステーションを運用していましたが(←名前もかっこいい)、本格的なステーションを建設するということでしょうか。

大型ロケット長征5号B、運搬能力はだいたいDelta 4 Heavyと同じ。日本が開発中のH3の最大オプション24Lの倍くらい、Falcon 9より一回り大きく、Falcon Heavyより一回り小さいくらいの規模感です。大型から小型まで輸送手段が揃っていますし、有人・無人ミッションともアンビシャス。そして潤沢な資金。アメリカがチンタラするNASAとボーイングに鞭打って2024までに月に行こうとしているのは、中国の猛追のためです。おかげでお尻に火がつきました。

宇宙も米中2強時代になりましたね。長年の遺産をもつロシアも衰えはしましたが存在感を保っています。その後を欧日印が追う形でしょうか。
このところ、打ち上げの失敗が続いた中国だが、ようやく長征5Bが打ち上がったのは大きい。中国の有人宇宙戦略の要である長征5がきちんと機能することで次に繋がる。
今回打ち上げられた長征5号Bロケットは無人宇宙船と貨物船を搭載していましたが、中国は、今回の打ち上げを有人宇宙開発プロジェクトの第3段階の第一歩としています。
中国は、種々の計画を3段階で立てます。中国では「三歩走」と言います。例えば、海軍の発展も「三歩走」です。中国の有人宇宙開発プロジェクトの「三歩走」発展戦略の正式名称は、1992年9月21日に決定された921工程と言いますが、元々は、1986年に鄧小平が指示した863計画でした。
他の多くの開発や発展計画は、有人宇宙開発プロジェクトと同様、1980年代半ばに鄧小平氏によって指示されたものです。現在に至るまで、中国は、鄧小平氏の指示を実現することを目的にしているのです。
因みに、中国の有人宇宙開発プロジェクトの第1段階は、有人飛行船を発射して宇宙を往復する初歩的・実験的段階であり、神州1号(1999年11月)~神州6号(2005年10月で完了しました。第2段階は、宇宙船と宇宙ステーションのドッキング、宇宙実験室での短期滞在で、2016年10月、神州11号有人宇宙船打ち上げと宇宙実験室である天宮2号で30日間の滞在を実現して完了しました。
第3段階はそれ以降の時期になりますが、重重量の積載物を打上げられるロケットが開発されて、最終目標である有人宇宙ステーション建設に向けて動き始めたのです。中国は、2022年に宇宙ステーションを完成させる計画ですが、2024年には延命した国際宇宙ステーションが運用を終了します。ロシアは、中国の宇宙ステーションだけが宇宙に浮かぶ状況を脅威と考え、国際宇宙ステーションからロシアの部分だけを切り離して運用を継続するとしています。
中国の宇宙ステーションには軍事目的も含まれているとされます。中国は各国に自国のうちゅステーションを使用させるとしていますが、また、いわゆるマスク外交のように、中国を支持する国だけに使用させると言うかもしれません。各国は、宇宙開発に関しても、中国の意図に懸念を有しているのです。
いいなぁ。打ち上げたい。
次世代型有人宇宙船の長征5号B、打上成功!
中国の有人宇宙の歴史が大きく前進しました。
月への輸送能力もあり、アポロ以来閉ざされた月への道が世界的に一気に再加速。中国の開発力ならばアメリカのアルテミス計画を追い越す可能性もあり、50年振りの月レースが本当に楽しみ。
宇宙は地政学的な競争において最後のフロンティアとされている。ここ地球上ではすでに米中間の競争が進む中、宇宙開発事業での両国の競争はさらに熾烈化すると思われるが、宇宙では協力体制が築かれることを期待したい。
世界は進む、日本はますます遅れる。このコロナで少し変わるかなと思ったけど、思ったよりは変わらないなという印象です。
戦争では、空母の時代は制海権、戦闘機の時代は制空権が重視されてきました。しかし、これからは、制宇宙権が勝負を分ける最も重要なものとなります。GPSが使えなくなると、ほとんどの武器が無力化するのです。米中対立に本当の見所はここです。