ニーズ急増のリモート塾、学びを止めない工夫とは? カギはAIと人の役割分担
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コロナ対策として、割と早めに全学年(4歳児〜中3、11学年分)を、100%オンライン授業に切り替えたが、今のところ良い滑り出しだ。社員団結して分担して本当に頑張ってくれている。オンライン化が原因の退会も無い。
早く切り替えた組からのアドバイスとしては、AI云々は置いておいて、一般の塾であれば、
1 授業をオンラインに載せれば良いのではない。
2 「授業(動画配信で可能)」「子どもたちが見て終わりではなく、 行動が変わる」「コミュニケーション(双方向、話す、聴く、認める、褒める)」全体で、ひとセットの「オンライン授業」だということ,
あたりがポイントであろう。
同業の方、いつでも聞いてください。
本当は、学校こそ、この際9月年度替わりと決断してしまって、5月〜8月の間、先生たちにオンライン化特訓(授業は「最高の授業」をする少数の人さえいれば良いので、それより、zoomなどで認め褒めるコミュニケーションの取り方)をして、一方で国策としてドンと金をかけて、一人一台のデバイスと各家庭のWiFi環境構築をやりきってしまえば、9月以降どんなに二波、三波のパンデミックが来ようが、ウイルスが変異しようが、子どもたちに半永久に、教育を届けられるのに。このこと、何人が見通しているのだろう。5月に入り塾のオンライン対応は
・未だにオンライン対応に二の足を踏む塾と対応済の塾の格差
・オンライン対応をした塾がすでにアップデートを迫られている
・受験だけでなく探究型の学びへの関心増
という局面に入っているようです。
3月の学校一律休校以降、塾業界も休業要請にこたえる形で、対面指導を自粛しオンライン化が進みました。一方で、休校・休業要請が早期に終わると予測していた塾の中にはオンライン化が遅れているところもあり、学校同様、生徒の学習保障に格差が生まれています。
次に、一重にオンライン化と言っても
・授業動画配信
・ZOOMによる対面指導
・atama+のようなAI型教材
など手法が微妙に違いますが、3,4月で実際に塾・生徒・保護者それぞれがオンラインで体験してみて、すでにアップデートに向けた議論が始まっています。
「このオンラインの手法で本当にいいのか?」という問いです。
オンライン化するだけで、これまで通りの授業をそのままを配信するだけでは、LX(Learning Experience)が良いわけがありません。なので、早い塾は一旦オンライン化してみた振り返りを行い、より良い方法や複数の方法の組み合わせにアップデートしていっています。
また、自宅でオンライン学習しているので、画面を保護者が見ているケースも多く、オンライン化に対する保護者の評価が明確になりやすい。そのため、オンライン塾・オンライン教材は、どこが一番良いかの序列づけも始まりだしています。
最後に、コロナ対応では受験対応型の塾だけでなく、探究型の塾もオンライン化に舵を切りました。学校での学びが必ずしも全国で保障されない中、受験対応だけでなく、子どもたちが探究する学びの機会保障をオンラインに求める保護者も増えており、東京・三鷹の探究学舎などはオンライン化の反響が非常に大きいようです。
※塾業界の状況については今日出た以下の記事が良かったです。
オンライン授業の是非を問う(2)学習塾業界の混乱と挑戦
https://newspicks.com/news/4877495
※コロナ時代の教育とLXについては以下もご参照ください。
アフターコロナの教育とLX(Learning Experience)
https://newspicks.com/news/4852386実際に子どもがatama+の授業を受けています。本人の感想としては「苦手な分野を効率的に強化できる。一方で、説明を聞いても理解できないとき、質問したいときに、その場で聞けないのはリアルの先生の講義と違ってツライところ」なのだそう。AIと人の役割分担は、その辺りにあるのではないかと思います。