日本電産、今期は最終利益6割増の1000億円見込む
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ポイントは2点。
一つはこの増益幅というのは2020年3月期が厳しかったから。もう一つはこの環境でも開示を出したこと。
下記が主要項目ごとに2018.3期、2019.3期、2020.3期、2021.3期(予想)の推移
売上:1.46兆円→1.48兆円→1.53兆円→1.50兆円
営業利益:1659億円→1292億円→1103億円→1250億円
当期利益:1308億円→1100億円→601億円→1000億円
今期予想については、売上上期7000億円、下期8000億円。例年に比べると若干下期偏重(下期が上期比+300~+500億円)だが、上期の数値も実績下期7835億円からみるとそこまで大きな凹みではなく、結構強気な予想という印象。設備投資、研究開発費なども削らず増やす。
スライド15が興味深く、各地域の生産トレンドが出ている。中国は今はほぼ100%に戻っていて、欧州は3月45%→4月62%、米国3月85%→4月63%。日本はずっとフル稼働。
あとはトップダウン経営を明言してWPRは第4回目の発動。
説明会資料:https://bit.ly/3d1y5JS
補足資料:https://bit.ly/3f0WocZ
<追記>若林さん、ありがとうございます!
スライドと日経に出てた説明会の主要ポイントだけの記事しか見ていないのですが、それだけだと自分も「いつも通り」という印象で…
むしろ先日の下記記事がむしろ「ん?」というのが正直なところです。Cash is Kingはスライドでも強調されていましたが…
https://newspicks.com/news/4835263
<追記終>日本電産。初見の印象は「思ったほど悪くない(車や家電は本当にこの数字か?)」。しかもいろいろあっても新年度の上半期の計画は、強烈なコスト管理を示唆しているように思え、若林さんと同感。社員はともかく、永守さんは変わらずモーレツです。原油安がEVシフトに影響するのか、少し気になっています。