キングコング西野さんとの「ラオス小学校」建設物語

2020/5/11
私の3回目のラオス訪問は、それから2年がたった2018年3月。
漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣さんを連れてラオスへ行くことになったのだ。
西野さんは漫才師のかたわら、絵本作家や企業経営にも乗り出し大成功している多才な人だ。今では日本最大のオンラインサロンの運営をしていて、会員数は5万5000人を超える(2020年5月現在)。
もともとは、私の著書『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済新報社)を絶賛してくれたことが縁になり、その後、リクルート社の「スタディサプリ」のキャンペーンで一緒に「よのなか科」の授業をやる中で縁が深くなった。彼のイベント「サーカス」に出演したこともある。
その西野さんが谷川さんの活動に興味を示してくれたのだ。
一緒にラオスに行ったのは、その「スタディサプリ」の山口君とコルクの佐渡島庸平君。佐渡島君は講談社で人気漫画の編集者を務めていたが、退社して漫画を中心に作家のマネジメントとデジタルを含めた作品プロデュースを手がけるコルクを創業した異才の人物だ。彼がプロデュースし、私も共著者として参加した『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書』(講談社)は45万部を超えるヒットになった。
皆で私が支援したピコ小学校、中学校を視察したのち、さらに奥地に入って、川を渡った向こうにあるララ村を訪ねた。