再編で肥大化、中国・宝武鋼鉄が世界一 市場に懸念

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• 野澤 友孝

  専門商社（ドイツ駐在）

  ・2020年04月28日

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  　需要が落ち込む中でも中国が生産を続けることで、国際市況は「原料高、製品安」という不自然な状態になっている。2月に1トン80ドル（約8500円）を割り込んだ鉄鉱石価格は3月には90ドル前後に上がった。一方、家電や自動車鋼板に使う鉄鋼製品の「熱延コイル」は、東アジアの4月半ば時点の輸出相場が1トン430～440ドルと1カ月前より14%安い。