仕事は思い通りにいかぬもの 川の流れに身をまかせて
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注目のコメント
楠木先生の記事。
キャリアはたいてい思うとおりにはならないから、大げさな計画は不要。
「大げさな計画は不要」を間違って、そもそも計画なんていらないぜ、流れるままに生きる!はよくないです。アイゼンハウアー曰く、計画通りにいくことはなくとも計画を立てることは重要。
キャリアの語源は轍。通り過ぎたあとに勝手にできていくものなので、コントロールできる目の前のことに集中して、いくべき。コントロールできるものは「今」の「自分」の「行動」だけで、「何にどれくらいの時間を割くか」です。なんとなく日本の「透明だけど必ずそこにあるカースト制度」を感じる文章だ。
「コントロールできないことについてはジタバタしないに限る」はその通りだ。言い換えれば適応力ということでもある。コロナ禍の中では給料が保証されていたり、一定数の貯金がある人ならそれでいいだろう。しかし、びっくりすると思うが、世の中の半数は貯金なんてゼロだし、コロナによって仕事がなくなり、物質的に金のなくなる不安と将来に渡って生活できない恐怖に心が支配されてしまっている人が大勢する。ジタバタしないとどうにもならない人達がいる。
川の流れに身をまかせて生きていける人はいいだろう。しかし、大抵の人は川の流れに飲み込まれて溺死するのだ、2011年のあの時のように。キャリア論ではスタンフォード大学名誉教授のクランボルツが唱えた「計画された偶発性理論」が有名。
「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。」
リクルートの「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」もよく耳にします。
「計画的に目指すキャリア」だけでは視野が狭まるリスクがある一方で、「偶然に任せて結果的にできるキャリア」だけでも漂流リスクがあるので、大きな方向性を持ったうえで、両方バランス良く取り入れることが重要だと思います。
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